・映画で英語を勉強するなら、どんな映画がおすすめ?
・題材を選ぶときに注意すべきポイントは?
そんな疑問にお答えします。
結論から言うと、英語の勉強を目的にするのであれば、日常会話がメインのヒューマンドラマやラブコメを選びましょう。
法律や医療がテーマの映画だと、専門用語が多すぎて話を理解するのが難しかったり、役どころによっては早口だったりします。
最後まで一つ一つのシーンを確認しながら勉強すると途方もなく時間がかかる可能性も...
なので、日常会話を学ぶ場合は、難しいテーマの映画はおすすめしません。
そこで、上記を踏まえて、おすすめの映画を4つ厳選してみたのでご紹介します。
すべて90年代の映画です!
90年代のおすすめ洋画5選
- The Family man / 天使のくれた時間
- Notting Hill / ノッティング・ヒルの恋人
- Mrs. Doubtfire / ミセス・ダウト
- Patch Adams/ パッチ・アダムス・トゥルー・ストーリー
上記のおすすめの洋画を観て、英語学習に適した映画の選び方の参考にしてみてください。
英語学習に使う映画を選ぶ5つの基準
英語学習に使う映画を選ぶときは、以下の5つの質問をすべてクリアしていることが理想です。
- 自分の英語のレベルに合っていますか?
- 専門用語が少なく、日常会話がベースの映画ですか?
- 何度観返しても飽きない映画ですか?
- 俳優の話し方に癖がないですか?
- 自分の目標とマッチしている映画ですか?
この中でも1番大切なのが、「➀自分のレベルにあっているか?」
一つの映画をとことん突き詰めることが英語力アップへの近道だからこそ、自分のレベルに合った映画を選ぶことがポイントです。
でも、自分のレベルに合った映画の探し方が分からないよー!
そこで試してもらいたいのが、
映画を観る前に予告編でどれぐらい理解できるか確認すること。
3分程度なら時間もかからず、手っ取り早くレベル感を知ることができます。
予告が理解できなければ、自分にはレベルが高すぎるって分かるよね!
理想は、映画の本筋は理解できるけれど、細かい言い回しがところどころ分からないぐらいの映画です。
脱・中級者におすすめの90年代の映画4選
それではおすすめの映画を4つご紹介します。
Mrs.Doubtfire: ミセス:ダウト
90年代のヒューマンドラマでおススメしたいのが「ミセス・ダウト」です。
原題が"Mrs. Doubtfire"
邦題が「ミセス・ダウト」
故ロビン・ウィリアムズ主演で、彼の女装姿が話題になった映画です。1993年に公開されました。
映画のあらすじ
主人公のダニエルは、3人の子どもを持つ、子煩悩でありながらも家事には無頓着な声優。日々のストレスやダニエルの失業をきっかけに、妻ミランダから離婚を言い渡される。養育権のないダニエルは"ミセス・ダウト"を名乗り、家政婦として子どもたちや妻を見守るヒューマンドラマ。
"Mrs. Doubtfire"ってタイトルだけど、「不審火」と関係あるの?(笑)
どうして主人公が"Mrs. Doubtfire"と名乗るようになったのか映画を見たら分かるよ。
タイトルからしてユーモアがありますよね。
ロビン・ウィリアムズの演技も相まって、笑いあり涙ありのヒューマンドラマですが、英語の勉強にはうってつけの題材です。
おすすめする3つのポイント
- ストーリーがシンプルで内容に集中できる
- 子どもたちとの日常会話がメインで、専門用語が出てこない
- 単純にストーリーが面白い
ストーリーはシンプルなので、一度観てしまえば内容はバッチリです。
内容さえ頭に入れば、セリフの一つ一つの表現に集中することができますよ。
Notting Hill: ノッティングヒルの恋人
「ノッティングヒルの恋人」は、ロンドン西部のノッティング・ヒルを舞台にしたロマンティック・コメディです。
原題が"Notting Hill"
邦題は「ノッティングヒルの恋人」
ジュリア・ロバーツ×ヒュー・グラントのダブル主演で、1999年に公開されました。
映画のあらすじ
冴えない書店店員のウィリアムがハリウッドスター女優のアナにある出来事をきっかけに出会い惹かれ合っていく。大スター故の障害を乗り越えながら、一途な愛を育んでいく王道ラブストーリー。
王道ラブコメが好きな人に特におススメです。
何度見ても胸キュンする映画で、アンの最後の一言がとても胸を打つ!
そして、英語学習にこの映画をおススメする3つの理由がこちら。
おすすめする3つのポイント
- アン役のジュリア・ロバーツの発音が聞き取りやすい
- アメリカ英語とイギリス英語の両方を楽しめる
- ブリティッシュ・ジョークの文化的側面を理解できるようになる
舞台がイギリスで、英国出身の俳優が多く出演しているので、イギリス英語がメインです。
イギリス英語は苦手なんだけど、大丈夫かな?
そんな疑問を持っている人も安心してください。
最初は聞き取れないかもしれないですが、イギリス英語に苦手意識があっても映画は楽しめますし、英語学習にも適しています。
なぜなら、ジュリア・ロバーツはアメリカ英語で話しますし、ヒュー・グラントもハッキリゆっくりとしたトーンで話しているからです。
むしろ、イギリス英語とアメリカ英語の違いを感じながら、映画を楽しんでもらえると思います。
The Family Man: 天使のくれた時間
「あのとき、別の選択肢を選んでいたらどんな人生になっていただろう...?」
誰しもそんな風に思ったことが一度はあると思います。
"The family man(天使のくれた時間)"は、仕事詰めで家庭の時間を持てていない方や夫婦/カップルで一緒に観てもらいたい映画です。
映画のあらすじ
実業家でリッチな独身生活を謳歌するジャック。足りないものは何もないと自負する彼だったが、クリスマスの朝に、13年前に別れた恋人と結ばれた世界での生活が突然始まる。妻や2人の子どもたちとの生活の中で、「人生で大切にすべきもの」を見つめ直していく、ロマンティックファンタジー。
原題が"The Family Man"
邦題は「天使のくれた時間」
邦題は現代の直訳ではないけど、「天使がくれた時間」は妙を得ているタイトルだと思う!
そして、英語学習にこの映画をおススメする3つの理由がこちら。
おすすめする3つのポイント
- 主人公の英語が綺麗で聞き取りやすい(一部の俳優はかなり癖があるが...)
- 子どもたちや友人との日常会話がメインで、専門用語が出てこない
- スラングやイディオムなど、日常で使える表現が多く登場する
主演はニコラス・ケイジ、元カノ役はティア・レオーニで、二人とも綺麗な英語を話します。癖もないので聞き取りやすいです。
しかも、日常を中心に話が進むので、会話を学ぶうってつけの映画と言えます。
夫婦や家族、友人など、関係性によって使われる英語が変わることにも注目です!学べる表現が多い映画です。
Patch Adams: パッチ・アダムス・トゥルー・ストーリー
続いても、ロビン・ウィリアムズ主演の映画です。
原題が"Patch Adams"
邦題が「パッチ・アダムス・トゥルー・ストーリー」
第71回 アカデミー賞、第56回ゴールデングローブ賞を受賞している作品だよ!
映画のあらすじがこちら。
映画のあらすじ
実在の医師パッチアダムスの半生を描いた実話。自殺未遂癖を持っていたパッチアダムスは、入院先の病院で同じように精神疾患を持つ患者たちとの出会いをきっかけに、医師の道を志すようになる。「ユーモアや愛が患者の心を癒す」ことを信念に、さまざまな逆境を乗り越えながら、独自の医療を確立していく感動作。
映画が公開される前には本も出版されています。
両親が本をすでに買ってて、読んでみたら面白かったから映画を観てみようと思ったよ!
そして、この映画のおすすめポイントは以下の3つです。
おすすめする3つのポイント
- 医療や法律のエッセンスは若干あるものの、日常会話の比重が高い
- ロビン・ウィリアムズの発音が綺麗で聞き取りやすい
- 涙あり笑いあり!胸打つシーンが多く、道徳観を学ぶことができるストーリー
医療がテーマだからとリストから外したらもったいないです。
医療や法律のエッセンスはありつつも、あくまでも「パッチアダムスという一人の医師の半生」がメインテーマです。
観て損はしない映画と断言できます!
まとめ
独学で脱・中級者を目指す人におすすめする90年代の映画を4つご紹介しました。
90年代のおすすめ洋画5選
- The Family man / 天使のくれた時間
- Notting Hill / ノッティング・ヒルの恋人
- Mrs. Doubtfire / ミセス・ダウト
- Patch Adams/ パッチ・アダムス・トゥルー・ストーリー
気になった作品はありましたか?
DVDやBlue-Rayだけではなく、NetflixやPrime Videoでも観られるのでチェックしてみましょう!