・英単語を覚えるのが苦手だし、覚えてもすぐに忘れてしまう....。
・英単語を覚える時間がそもそもない!
そんな悩みを抱えている人に英単語の効率的な覚え方(6つの手順)をご紹介します。
特に時間がない社会人必見です!
英語のスキルUPに避けては通れないのが『豊富なボキャブラリーを持つ』こと。
知っている単語が多ければ多いほど表現の幅が広がりますし、幅広いジャンルの話題にも対応できるようになります。
しかし、単語を覚えたと思っていても数日経ったら忘れてしまって実践で使いこなせなかった...という経験をした方も多いのではないでしょうか。
見覚えはあるのに思い出せなくてモヤモヤした経験があるよ......。
私がおすすめするのは読書!
本を読む中で前後の文脈も確認しながら単語を覚えるのが一番良い方法ですが、それができない人の代替法を解説します!
レベルが上がるにつれて覚える英単語の難易度も上がるけど、コツを学んで効率的に覚えると短期間でボキャブラリーを増やせるよ!
ということで、英単語を効率的に覚える方法を6つの手順に分けて解説します!
記事を読んで分かること
単語を覚えられない理由2つ
英単語を効率的に覚える方法を解説する前に、なぜ単語を覚えられないのか紐解いていきましょう。
2つの理由がある、と私は思っています。
- 単語単体で覚えて、前後の文脈の中での使い方を意識していないから
- 単語とイメージが結びついていないから
1. 単語単体で覚えて、前後の文脈の中での使い方を意識していないから
1つ目の理由は、『単語単体で覚えて、前後の文脈の中での使い方を意識していないから』です。
単語を覚える方法としてよくやりがちなのが、単語帳を赤シートで隠しながら対訳を覚えるやり方ですよね。
短期的に記憶するのであればこの方法でも効果があるでしょう。
しかし、実践で使えるほど頭に定着するかといえば、そうではないことが多いと思います。
大学受験の時に英単語ターゲット1900を使って勉強してたけど、難しい単語はすっかり忘れてる(笑)
頭に残らない理由は、単語単体で覚えようとして他の単語との繋がりを意識していないからです。
単語と訳語を交互に見ているだけでは、咄嗟に言葉が出なかったり、適切な場面で使えなかったりします。
- どんなテーマで頻出するのか
- どんな単語(名詞?動詞?etc)と組み合わさるのか
- その単語を使った定型的なイディオムがあるのか
上記の視点を持つと記憶に定着しやすくなるので、文章の中で覚えることをおすすめします!
2. 単語とイメージが結びついていないから
2つ目の理由は、『単語とイメージが結びついていないから』です。
単語をイメージとともに覚えることは長期的な記憶に有効だと考えます。
単語が思い出せないときに、それを引き出すためのヒント
英単語の覚え方<6つの手順>を解説
それでは、"encyclopedia(百科事典)"を例にとって英単語の覚え方<6つの手順>を解説します。
6つの手順
- 単語の意味を推測する
- 発音と意味を確認する
- 自分なりに覚えるポイントを作る
- 単語の画像検索をする
- 例文を調べる
- アウトプットの機会を作る
1. 単語の意味を推測する
まずは、単語の意味を自分なりに推測してみましょう。
ここでは間違った解釈をしていても問題ありません。あくまでも単語のイメージを持つための第一段階として捉えてみてください。
答えを知る前に自分で考える力をつけるって大事だよね!記憶力だけに頼らない単語の覚え方が理想だね。
"Encyclopedia"を例にとると、"wikipedia"と関係しているのかな?と思い浮かべる程度で大丈夫です。
あまり深く考えすぎず、「こんな意味なのかな?」「動詞?名詞?副詞?」と考えてみてください。
頭の体操をするみたいに、似ている単語を思い出したり単語自体を分解したりするといいよ!
2. 発音と意味を確認する
意味を推測できたところで、正しい意味を確認しましょう。
そして、意味が理解できた後に必ず確かめて欲しいのが「発音」です。
正確な発音を知らなければ、スピーキングでもリスニングでも音を正しく発音したり認識したりできなくなってしまうので、必ず音を確認しましょう。
音と単語を結びつけて覚えることも有効だしね!
私は、Google翻訳に単語を入力して音を聞いています。どこにアクセントがあるのかも意識しましょう。
発音を正しく認識できるとスピーキングにもリスニングにも活きるので、このステップは欠かさないようにしてください。
文字通りの発音じゃないこともあるから要チェック!
音を聞いた後に真似をしながら発音すると、よりネイティブに近い発音を身につけることができますよ。
3.自分なりに覚えるポイントを作る
意味と発音が確認できたところで、自分なりに単語を思い出すための『糸口』を考えてみましょう。
日常会話で使わない単語ほど記憶から消えてしまいやすい傾向があります。
せっかくインプットした単語なのに引き出せないともったいない......。
そうならないためにも、単語を記憶から引っ張りだすための糸口を持っておくことが大切です。
例えば、"encyclopedia"の意味を思い出したいと思ったとしましょう。
"encyclopedia"は初見だとしても、"wikipedia"なら耳にしたことがある人は多いのではないでしょうか。
無料で使えるオンラインの百科事典のことだよね!
仮に"encyclopedia"の意味が思い出せなかったとしても、類似している言葉から類推できるようにしておくと、万が一忘れたときでも対応できます。
このほかにも、単語を区切ってそれぞれの意味を覚えておくのも良いでしょう。
- encyclo: 完全な(ギリシャ語起源)
- pedia:教育(ギリシャ語起源)
記憶力だけに頼らないで単語を身についていくことが真の語彙力を鍛えるためには必要です。
4. 単語の画像検索をする
意味と発音が理解できたところで、単語とイメージを結びつけてみましょう。
単語を聞いたらイメージがパッと湧くようになったらGOOD。
すべての単語やイディオムで頭に絵が浮かぶかといえばそうではないですが、可能な限り絵が浮かぶようにしましょう。
本ブログでもできるだけイメージを使ってイディオムを説明してるよ!
単語とイメージが結びつくことで、単純な文字の羅列ではなく、絵と共に記憶ができるのでおすすめです。
ちなみに"encyclopedia"を調べると、こんな画像が出てきます。
単語だけ見ると難しそうに見えるけど、画像を見るとそうでもないと思えるのが不思議!
余裕があれば、画像の中から派生語も合わせて覚えておきましょう。
- Children's encyclopedia(子供用百科事典)
- Science encyclopedia(科学の百科事典)
- Encyclopedia of history (歴史の百科事典)
5. 例文を調べる
単語のイメージが湧いたところで、例文を確認しましょう。
冒頭でも述べたように文章の中でどのように使われているか必ず確認しよう!
私はこのように例文を検索しています。
検索の仕方
"新しい単語"+"sentence"で例文を確認。複数の例文を確認しましょう!
辞書など、信頼できる媒体から例文を抜粋することをおすすめします。
ちなみに、今回ヒットした例文がこちら。
After graduation, she worked as a writer of encyclopedia.
(卒業後、百科事典のライターとして働いていました)
Spending time with him is like living with an encyclopedia.
(彼と過ごしていると百科事典と時間を共にしている感じがする)
知識が豊富な人を「百科事典」に例えて表現している文章だね!面白い!
6. アウトプットの機会を作る
まとめ:記憶力に頼らない覚え方にシフトしよう
ここまで、単語を覚えられない理由と効率的な単語の覚え方(6つの手順)を解説しました。
人それぞれ自分に合った単語の覚え方があるとは思いますが、イメージを持って記憶することは長期的にみて効果があることだと思うので、参考にしてみてください。
難しい単語ほど工夫が必要になります。試行錯誤しながら豊富なボキャブラリーを手に入れましょう!