・ポケモンを英語でプレイするメリットは?
・難易度は?プレイ前後で英語力は変わった?
・言語設定で注意すべきことは?
そんな疑問に、ポケモンsvのバイオレットを英語でプレイした私がお答えします。
これからポケモンを英語でプレイしてみたい人に向けた記事です。
結論から言うと、プレイ前後で英語力はさほど変わらなかったものの、楽しみながら英語を学習したい人にはポケモンゲームをおすすめしたいです。
英語学習って継続力が大事だけど、強制力がないとダレてしまうもの。ゲームなら楽しみながら進められるよね!
言語設定を英語に変えるだけで、イヤでもクリアするまでの時間は英語漬けになれるんです!
とはいえ、これまで日本語でプレイしていた人であれば英語でも最後までクリアできるのか気になりますよね。
本記事では、英語版でプレイするメリットや難易度、言語設定時の注意点などを丁寧に解説します!
記事を読んで分かること
英語でゲームをプレイするメリットは「楽しみながら英語漬けになれること」
英語でゲームをプレイする最大のメリットは「楽しみながら英語漬けになれること」です。
一般的に英語習得には少なくとも3000時間かかると言われています。
同じ3000時間を勉強に費やすのであれば、楽しく勉強したいですよね!
そこでおすすめしたいのがゲームで英語学習する方法です。そして、なかでも推したいジャンルがRPGです。
RPGだとセリフも多いし、プレイ時間も長くなるから、その分英語に触れる時間が増えるね!
例えば、ポケモンSVであれば、日本語版をクリアするまでの時間は
- サクサク進めたら20~30時間ぐらい
- じっくりと寄り道したら40時間ぐらい
英語の場合はもっと時間がかかります。いずれにせよ、英語でプレイしている時間はずっと英語漬けです。
教科書で勉強するのとは違って、ストーリーを進めながら楽しく学習できるのが英語でプレイするメリットです。
ゲームに没頭すると時間を忘れてプレイしちゃうこともあるけど、英語学習だと思えば罪悪感も少ないね(笑)
ポケモンは子どもも対象にしているゲームだから会話はやさしめ
ポケモンで英語学習するのがいいと分かったところで、気になるのが英語でクリアできるかですよね。
難しすぎたら途中で諦めてしまうかも......と不安な人も安心してください。
ポケモンは6歳の子どもも対象にしているゲームなので、ゲーム内のセリフに難解な単語は使われていません。
実際の会話はこんな感じ。村人やライバルとの会話は辞書がなくても理解できます。
でも、子ども向けのゲームだからと言って油断はできない!知らない単語もチラホラあって勉強になる(笑)
なぜなら、セリフに使われているのがネイティブの日常表現ばかりだからです。
上のセリフの"give me tips(アドバイスをください)"なんて、ネイティブとの会話でよく耳にするフレーズだね!
海外の人がプレイすることを前提としているので、ネイティブのリアルな会話を学ぶことができますよ。
ポケモンの言語設定を「英語」にする前に知っておくべき2つの注意点
ポケモンを英語でプレイしてみようと思ったところで、注意してほしいことがあります。
言語選択で「英語」を選ぶときの注意点が以下の2つです。
- プレイ言語をゲームの途中で変えられない
- ポケモンの名前や技をイチから覚えないといけない
【注意点 1】プレイ言語をゲームの途中で変えられない
ゲーム冒頭の言語選択のところで一度英語を選んだら、ゲームの途中で日本語に変えることはできません。
つまり、最初に英語を選んでしまったら、最後まで英語でプレイする覚悟を持たないといけないということ。
逆に日本語⇨英語にも切り替えることはできないから、最初の設定が肝心!
キャラクターのセルフをヒントに物語を進めていくので、セリフを理解できるだけの英語力が求められます。
とはいえ、ポケモンの進め方はどのバージョンでも一緒なので、分からないところがあっても躓くことなくクリアできます!
【注意点 2】ポケモンの名前やわざを一から覚え直さないといけない
プレイ言語を変更すると『ポケモンの名前』『わざ』『アイテムの名前』もすべて海外仕様に変わります。
馴染みのないアイテムやわざの名前がでてくると、いちいち調べないといけないので、若干のストレスを感じました。
とくに対戦のときが時間がかかって大変だった......
攻撃なのか、防御なのか、わざの名前を見ても分からなければ、説明文をいちいち読まないといけません。
例えば、"flamethrower"。これが何のわざか一瞬で分かりますか?
"flame"ってはいってるから炎と関係ありそう。「だいもんじ」かな?
残念!正解は「かえんほうしゃ」!"flamethrower"を「かえんほうしゃ」に瞬時に訳せないよね(笑)
このように、わざやポケモンの名前が日本語版とは違うので、新しいわざが出るたびに「これなんだ?」状態に。
間違って効果のないわざを使ってしまうこともありました...。
ただ、それも最初だけです。ゲームを進めていけば何度も同じわざが出てくるので、自然と覚えていくことができます。
ポイント
固有名詞に苦戦してプレイに集中できないようであれば、わざの英語/日本語の対訳表があるのでググってみましょう。
【プレイ後】英語力に大きな変化はないが、クリアできた達成感があった
ポケモンを英語でプレイしてみて、私が実感したことは下記の3つです。
- 頭を使い続けるからプレイ後の疲労感が強い
- 英語でクリアできた達成感があった
- 英語力が劇的に変化した実感はなかったものの、学びが大きかった
1. 頭を使い続けるからプレイ後の疲労感が強い
英語でプレイすると頭を使うので、プレイ後の疲労感がエグいです。
日本語であれば3時間ぐらい余裕でプレイできますが、英語だと1、2時間が限界です。
「〇〇ってどんな意味だったっけ?」「〇〇の正しい使い方ってこんな感じなんだ」とか、ゲーム中は頭を使い続けるので疲れます!
また、英語のセリフに次のアクションの指示が含まれていることが多いので、セリフを理解するのに集中力を使うんですよね。
セリフを読むのが大変!キャラクターがしゃべってくれたら言うことないんだけどな(笑)
純粋にポケモンのストーリーを楽しみたいのであれば、母語で進めるのが一番です。
2. 英語でクリアできた達成感があった
英語版をクリアできたときの達成感はひとしおです。
途中で一度やめそうになりましたが、続けられたのは10年ぶりぐらいにプレイしたポケモンが純粋に楽しかったからだと思います。
知らないポケモンも増えていたり、「テラスタル」でポケモンが宝石みたいに輝いていたりと、10年前のソフトからの激変ぶりに驚きました。
そんな新鮮な気持ちでプレイしていたので、クリアしたときはやりきった達成感が大きかったです。
英語でゲームをプレイすることなんて少ないから、達成感はすごいよね!
3. 英語力が劇的に変化した実感はなかった
そして最後に、皆さんが一番気になるであろう英語力の変化ですが、劇的な変化はありませんでした。
わざの名前からは動詞を、セリフからは日常会話を学べます。ただ、それだけで英語力が格段にあがるわけではありません。
ゲームはあくまでも教科書や単語帳の補助的なツールです。
普段の勉強の足しになればいいかなぐらいの気持ちで、斜に構えずに英語でプレイしてみるといいと思います。
まとめ:気軽に英語学習するならポケモン(RPGゲーム)がおすすめ
ポケモンを英語でプレイするメリット、難易度、英語力の変化を解説しました。
机に向かって勉強するよりもゲームで英語の勉強をするほうが心理的ハードルが低いですよね。
20時間も教科書と睨めっこなんてムリー!となりそうなところ、ゲームならもっとしたいと思うはず。
ポケモンはストーリーがシンプルですし、セリフにも集中できるのでおすすめです!