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【海外ドラマで英語学習】エミリー、パリに行くから学ぶ【S1E3】

Netflixオリジナルシリーズ「エミリー、パリに行く」【シーズン1 エピソード3】から、実用的な英語表現を厳選しました。

記事内の学習方法で初見の表現を抽出しています。

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ドラマのどんな場面で使われているのか、セリフを紐解きながら一つずつ解説していきます。

この記事から分かること

  • 「エミリー、パリに行く」【シーズン1 エピソード3】のあらすじ
  • S1E3から厳選した、実用的な英語表現6つ(意味、ドラマの中での使い方 他)

「エミリー、パリに行く」S1E3のあらすじ

大口顧客の香水メーカーDe L'HeureのCM撮影に参加したエミリー。男性から熱い視線を受けながら裸の女性がパリの橋を渡るCMに対し、アメリカでは女性蔑視と捉えられると異議を唱えるも、フランスではシュールレアリズム(超現実主義)だと一蹴されてしまう。フランス流のやり方に慣れず落ち込んでいる中、下に住むガブリエルの存在が心の支えになり始め...(後につづく)

覚えておきたい表現を6つ厳選

「エミリー、パリに行く」シーズン1エピソード3の中から覚えておきたい表現を6つ厳選しました。

一つずつご紹介していきます!

  • in today's climate:現在の風潮では
  • come off as :〜の印象を与える
  • open to interpretation:さまざまな解釈が可能である
  • tone-deaf:世論に鈍感な、空気が読めない
  • warm up to:(どんどん)好意的になる
  • be on the hunt for:〜を捜索中である

in today's climate:現在の風潮では

まずは、裸の女性が歩くCMがアメリカでは受け入れられないと抗議しているシーンから。

Emily: In today's climate, it could come off as politically incorrect.

今の風潮では、偏見と捉えられる可能性もあります。

EMILY IN PARIS

"In today's climate"とは、「現在の風潮では〜」という意味です。現代社会での一般的な流れやモノの考え方を話すときに使える表現です。

「風潮」を"climate"に見立てているのが面白いよね。天気が変わりやすいように、風潮も変わるからこの表現になったのかな?

ちなみに、"In today's climate"は文章の文頭に持ってきても、文末に持ってきてもOKです。

ポイント

"In today's climate"は"in current climate"と言い換えることもできる。意味は同じ。

come off (as) :〜の印象を与える

続いても、同じセリフから「こなれた」表現をご紹介します。

Emily: In today's climate, it could come off as politically incorrect.

今の風潮では、偏見と捉えられる可能性もあります。

EMILY IN PARIS

"come off (as)〜"とは、「〜の印象を与える」「〜そうに見える」という意味です。

ちなみに、"come off"だけだと「剥がれる」「落ちる」っていう意味になるね。

ぺとり

"come off (as)"の後ろに「形容詞」または「名詞」を入れて相手に与える印象を説明します。

例えば、こんな風に文章を作ることができます。

"He came off unfriendly at first, but he was just shy." (彼は初めフレンドリーに見えなかったけど、ただシャイだったみたい)

エミリーのセリフも噛み砕いてみると、it(CMが)politically incorrect(不適切)な印象を与えるということになりますね。

ポイント

"come off as 〜"の代わりに、"come across as 〜"と言い換えることもできます。

open to interpretation:さまざまな解釈が可能である

続いても、CMの解釈に対するエミリーの発言からです。

Antoine:For her, it's her sexy dream.

彼女にとってはセクシーな夢さ。

Emily: It's open to interpretation.

解釈は人それぞれです。

EMILY IN PARIS

"open to interpretation"とは、「さまざまな解釈が可能である」という意味です。

単語ごとに分けると、

  • open to:〜の余地がある、〜受け入れられる
  • interpretation:解釈

つまり、CMの解釈はこうだと主張するAntoineに対し、解釈は一つだけではないと異議を唱えているということです。

"open to"の後に続く名詞や動詞によって意味が変わる分、汎用性の高い表現だと言えます。

例えば、"I am open to new ideas"であれば、「新しいアイディアを受け入れられる」という意味になります。

ポイント

"open to 〇〇ing"も同様の意味です。動詞が続く場合はingになることを忘れずに!

tone-deaf:世論に鈍感な、空気が読めない

続いては、上司のシルヴィーからCM撮影の中断をしてまでコンセプトに反対した理由を質問されたときのエミリーのセリフから。

Emily: I'm just trying to imagine a social campaign that doesn't seem tone-deaf to the cultural moment.

文化的な潮流に逆行しないキャンペーンをはりたいだけです。

EMILY IN PARIS

"tone-deaf"は「世論に鈍感な」「空気が読めない」という意味です。他にも「音痴」という意味があります。

単語ごとに分けると、

  • tone:音色、雰囲気
  • deaf:耳が聞こえない

"tone-deaf"を単語の意味のまま捉えると、感覚的に「音痴(音色+聞こえない)」がイメージできると思います。

なやむ君

でも、エミリーのセリフを「音痴」と訳したら意味が通じないよね?

ここでは"tone"が「特定の場面で求められる行動」を指します。つまり、エミリーは「CMとして適切な表現をすべき」と訴えているんですよね。

世論の感覚とずれていると、ブランドイメージが落ちることを心配した発言だったんだね。

ぺとり

他にも、このような表現があるので覚えておきましょう!

tone-deaf remark(空気の読めない発言)

tone-deaf response(空気の読めない行動)

politically tone-deafness(政治音痴)

ポイント

"tone deaf to〜":空気が読めていない事柄を前置詞toの後に置く ex. The prime minister is tone deaf to the voices of citizens.

warm up to:(だんだん)好意的になる

続いては、上司のシルヴィーをパーティーに誘ったけれどあっさりと断られてしまったエミリーのセリフから。

Emily: Look, I know you haven't warmed up to me yet, but I promise you will if you get to know me.

私が好きじゃないのは分かる。でも知ったら好きになるわ。

EMILY IN PARIS

"warm up to〜"は「(だんだん)好意的になる」という意味です。時間の経過とともに、だんだんと好意的な感情が芽生えたことを伝えるときに使える表現です。

運動前の準備運動を「ウォームアップ」「ウォーミングアップ」と言いますが、これと同じイメージですね。

warm upのイメージ

  • "warming up"⇨ 筋肉が徐々に温まって体が整う
  • "warm up (to)〜" ⇨少しずつ相手に心が開いて関係が温まっていく

エミリーは上司に嫌われてしまっているから、少しでも「心を開いてもらいたい」って伝えているね!

ちなみに、"warm up"だけだったら「温める」っていう意味になるよ!"I warmed up leftovers from last night"とか言えるね。

ぺとり

例えば、こんな風に言ったりすることができます。

"It always takes a while for me to warm up to people."(いつも人と打ち解けるのに時間がかかるんです。)

ポイント

warm up toの後に続く単語によって意味が変化します。 

"warm up to people":心が開く、打ち解ける

"warm up to one's work":仕事に精を出す   

be on the hunt for:〜を捜索中である

パリで独身なんてもったいないから、フランスの男性でも探したら?と前の上司にアドバイスされているエミリーのセリフがこちら。

Emily: Actually, I'm on the hunt for one right now.

実は今、探しているところなの。

EMILY IN PARIS

"be on the hunt for〜"は「〜を捜索中である」「〜を探し求める」という意味のイディオムです。

"hunt"といえば「狩る、狩猟」を思い浮かべると思いますが、他にも「(何かを)探し回る、探し求める」という意味があります。

探しているものや人をforの後に置いて文章を組み立てましょう。

例えば、"The police are on the hunt for further clues."(警察はさらなる手がかりを求めて捜索中である)

この例文だと"further clues"を求めてるってことだね!

実は、"hunt"を使った表現はいろいろあって日常会話でもよく使われています。あわせて覚えましょう!

job-hunting(就職活動)

house-hunting(家探し)

treasure-hunting(宝探し)

ポイント

"on the hunt for〜"の代わりに、"on the lookout for〜"/"on the search for〜"に言い換えることも可。

まとめ

「エミリー、パリに行く」シーズン1エピソード3の中から覚えておきたい表現を6つ厳選し解説しました。

  • in today's climate:現在の風潮では
  • come off as :〜の印象を与える
  • open to interpretation:さまざまな解釈が可能である
  • tone-deaf:世論に鈍感な、空気が読めない
  • warm up to:(どんどん)好意的になる
  • be on the hunt for:〜を捜索中である

今回は相手に与える印象を表す表現が多かったですね。どれも日常生活やビジネスで使える便利な表現です。

どんな文脈で使われているのかひとつずつ調べながら、正しく使えるように学習を継続しましょう!

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