オンライン会議で音声トラブルがあった時に使える英語表現を教えてほしい!
本記事はそんなお悩みにお応えします。
コロナ禍以降、オンライン会議が主流となって家からでも会議に参加ができるようになりました。
その一方で、インターネットの接続不良で音声トラブルを経験したことがある人も多いと思います。
そんなとき、皆さんは英語で「音声が途切れている」と相手に伝えることはできるでしょうか?
海外とのオンライン会議で音声が途切れたときに、英語がスッと出てこなくて困ったことがある......。
もたつかずに、音声トラブルをスマートに解決して会議を進行できたら最高ですよね!
ということで、今回は音声トラブルがあった時に使える英語のフレーズをシチュエーション別に分けてご紹介します!
音声トラブルで使える英語表現を学んで、オンライン会議をスムーズに進行できるようになりましょう!
「音声が聞こえない」と伝える時
I'm sorry, but I can't hear you.
「音声が聞こえません」と伝えたいときは、シンプルに"I can't hear you."で大丈夫です。
文頭に"I'm sorry, but..."とクッション言葉をつけることで、「申し訳ありませんが...」というニュアンスを出すこともできます。
+αポイント
「音声がよく聞き取れません」と言うときは、"I can't hear you well/very well."
「音声がはっきりと聞こえません」と言うときは、"I can't hear you clearly."
Sorry, I have trouble hearing you.
"I can't hear you"のワンランクアップの表現として"I have trouble hearing you."があります。
+αポイント
have+trouble+(動詞ing)⇨「〜するのに苦労する」「なかなか〜できない」という意味。
"I have trouble hearing you."を直訳すると、「聞き取るのに苦労している」ということ。
つまり、「音が聞こえない」ということですね。
このhave+trouble+(動詞ing)は会話の幅を広げてくれる重要表現のひとつなので、しっかり覚えましょう!
こんな風に応用することができます。
- I have trouble connecting to the internet.(インターネットがなかなか繋がりません)
- I have trouble signing in to Zoom. (Zoomにサインインできません)
- Do you have trouble accessing to the link on the PPT slide?(パワーポイントのリンクにアクセスできますか?)
「音声が途切れている」と伝える時
You're breaking up.
オンライン会議では、音声が途切れることってよくありますよね。
「音声が途切れてますよ」と相手に伝えるときに使える表現が"You're breaking up."です。"Your voice is breaking up."と言うこともできます。
break upを英英辞典で調べてみると、こんな意味が出てきます。
引用:Cambridge Dictionary
- If a marriage breaks up or two people in a romantic relationship break up, their marriage or their relationship ends. (婚姻関係やお付き合いが終わること)
- If someone who is talking on a mobile phone is breaking up, their voice can no longer be heard clearly. (携帯越しの音声がはっきりと聞こえない状態になること)
①の「恋人が別れる」という意味を知っている人は多いと思います。実は、②の「音が途切れる」という意味も頻出なのでしっかり覚えましょう。
どちらの意味を使うかは文脈で判断しよう!ウェブ会議でbreak upを「別れる」という意味で使うことはないよね(笑)
ちなみに、②の意味でのbreak upは(音が)ブツブツと切断されるイメージですね。
少しの間音声が途切れて、声が相手に届いていない状態を指します。
こんな風に会話の中で使うことができますよ!
【web会議で音声が聞こえないシーン】
I couldn't hear what you've just said... You're breaking up a little bit.
(たった今言った言葉を聞き取れなかったです。音声が途切れていますね。)
My internet connection has been bad recently. I will call you back again!
(最近、インターネットの接続が悪いんですよね...もう一度かけ直します!)
Your voice is choppy.
「音声が途切れている」の別の言い方として、"Your voice is choppy."があります。
オンライン会議で
— じゃっかる|英会話学習 (@guchy0228) May 23, 2021
Your voice sounds choppy.
Your voice is breaking up.
どちらも「声が途切れているんですけど・・・。」
これに対する定番の返事は
Can you hear me?
聞こえますかー?#英語 #英語学習 #英語表現 #学習垢
choppyって何だか可愛らしい単語ですよね。
辞書で調べると、このように説明されています。
(of sea, lakes, or rivers) with a lot of small, rough waves caused by the wind(風によって生じた小さな荒波)
引用:Cambridge Dictionary
つまり、海が波で荒れて不安定であるということ。そのイメージが転じて、ネット回線の不調によって映像や音声が途切れ途切れになるという意味になったようです。
聞き慣れない表現ですが、ネイティブはよく使うので覚えておきましょう!
+αポイント
「インターネット接続が遅い」と言いたいとき、"lag(ラグ)"という単語を使って表現することもできます。
- My internet is laggy. Let me switch to a different Wi-fi! I'll get back to you soon. (インターネット接続が遅いみたいです。別のwifiに繋ぎ直してかけ直しますね。)
- I think I'm lagging. (インターネット接続が遅いみたいです。)
「ミュートになっている」と伝える時
You're on mute.
オンライン会議でよくあるのが、発言している相手のマイクがOFF(ミュート)になっていること。
マイクがOFFになっていることに気づかないまま話していることってあるよね!
ミュートであることを伝えたいときに使える表現が"You're on mute."です。その他にも、"You are muted."ということもできます。
「ミュート」は日本語としても使うので馴染みのある言葉ですよね。
英語では"on"をつけることで「ミュートの状態になっている」と表現することができます。具体的なやり取りの例がこちらです。
【web会議で相手がミュートになっているシーン】
.......................................?
I think you are on mute. Please turn on your mic and start from the beginning.
(ミュートになっているみたいです。マイクをオンにして最初から始めてください。)
Oh, I'm sorry... I was muted. Let me start again.
(すみません、ミュートになっていました。最初からやり直させてください。)
「ミュートにしてください」とお願いするときも"on mute"を使えるので、合わせて覚えておきましょう。
+αポイント
「ミュートにしてください」とお願いするときも"mute"を使って表現します。
- Please put yourself on mute. (ミュートにしてください。)
- Please mute yourself except when talking. (話すとき以外はミュートにしてください。)
「声のボリュームを上げてほしい」と伝える時
Could you speak up a little bit?
「声のボリュームを上げてほしい」とお願いしたいときに使える表現が"Could you speak up a little bit?"です。
"speak up"を英英辞典で調べてみるこ、このように説明されています。
引用:Cambridge Dictionary
- To speak in a louder voice so that people can hear you.(聞こえるようにもっと大きな声で話すこと)
- to express your opinion(意見を述べること)
ここでは①の意味で使われていますね。具体的な使い方を見ていきましょう。
【web会議で相手の声が小さく聞こえるシーン】
The ongoing project is on track but.... (小声)
(進行中のプロジェクトは予定通り進行していますが...)
Sorry to interrupt, but could you speak up a little bit? I can't hear you clearly.
(遮ってすみませんが、もう少し大きな声で話していただけますか?はっきりと聞こえなくて...)
Oh, I'm sorry... I'll get closer to the mic.
(すみません、マイクに近づきますね。)
便利な表現なので覚えておきましょう。
Could you turn up the volume of the microphone?
最後に、「マイクの音量を上げてほしい」と伝えたいときに使える表現です。
会議室でパソコンを一つ繋いで会議室内の参加者にも聞こえるようにしているシチュエーションを思い浮かべてみてください。
会議室の後方に座っている人にも音声が聞こえるようにして欲しいとお願いするとき、"Coud you turn up the volume of the microphone?"とお願いできます。
"turn up the volume"ってどういう意味?
「音量を上げる」っていう意味だよ!ちなみに、「音量を下げる」は"turn down the volume"。
日常生活でもよく使う表現なので覚えておくと便利です。
まとめ
オンライン会議の音声トラブルで使える英語表現をまとめてみました。
TeamsやZoomでの会議は音声トラブルがつきものです。インターネット回線が原因で発言が聞こえなかったり途切れてしまったりすることはよくありますよね。
そんなときにも慌てずにスマートにその状況を相手に伝えることができたら最高ですよね!
一度覚えただけで会議のたびに使いまわせる表現ばかりなのでしっかり覚えましょう!