広告 一言フレーズ

summaryとの違いは?ビジネス会議でも使えるrecapの意味を解説

本記事では、ビジネス頻出の"recap"の意味と類語"summary"との違いを解説します。

"recap"は日常でもビジネスシーンでも使える便利な単語で、「要約する」「おさらいする」という意味です。

なやむ君

"summary"も「要約する」っていう意味だったはず。どうやって使い分けるの?

結論から言うと、"recap"と"summary"の違いは「情報の深さ」「要約する対象」です。

  • recap:具体的な例や説明を加えながら出来事をまとめたもの 
  • summary文章や出来事のハイライトをまとめたもの 

厳密に言うと"recap"と"summary"が使える対象は異なるので、この後詳しく解説します。

似たような意味の単語をどのように使い分けるのか、多くの人は正確に理解しないまま使っているケースが多いと思います。

なので、例文を交えながら"recap"の意味と"summary"との違いを詳しく解説します。

ポイント

"recap"と"summary"の厳密な違い(情報の深度、要約対象)を正しく学んで正確に使い分けができるようになりましょう!

"recap"の意味は「これまでの話の要点をまとめる」

"recap"と"summary"の違いを説明する前に、"recap"の意味をご説明します。

"recap"を英和辞書で調べてみると、3つの意味がでてきます。

  • (~に)再び帽子をかぶらせる
  • (タイヤを)補修して再生させる
  • (これまでの話の要点を)まとめる、要約する

①と②の意味で使われることは稀で、特にビジネスの場では③の意味で使われることが多いです。

例えば、”6 minutes English” ではこのような使い方をしています。

OK, let’s recap the vocabulary we’ve learned.(はい、それではこれまで学んだ単語をおさらいしましょう)

リスニングの中で登場した新しい単語やフレーズを番組の最後におさらいをするときのお決まりのフレーズです。

ちなみに、③の意味で使うときは"recap"は"recapitulate"の略語であることも覚えておきましょう。

"recapitulate"だと「発音しにくい」「堅すぎる表現」ということで"recap"に短縮されたみたい!

ぺとり

"recap"と"summary"の違いは「情報の深度」と「要約する対象」

"recap"の意味が理解できたところで、"summary"との違いを解説します。

なやむ君

"recap"が「要点をまとめる」ってことは分かったけど、"summary”とは何が違うの?

こんな疑問を持っている人は多いと思います。

"recap"と"summary"の違いは「情報の深さ」「要約する対象」です。

【違い①:情報の深さ】"recap"は『要約』+『プラスαの情報』

まずは「情報の深さ」から解説します。

「情報の深さ」という点でみると、このような違いがあります。

違い①情報の深さ

  • recap:具体的な例や説明を加えながら出来事をまとめたもの 
  • summary文章や出来事のハイライトをまとめたもの 

です。

"recap"は要約に加えて細かい説明があるのに対し、"summary"は文章やできごとのハイライト(重要なポイント)だけを簡単にまとめたものです。

すべて読んだり聞かなくても内容が分かるようにまとめたものが"summary"だね。

ぺとり

冒頭で引用したセリフを例に違いを確認してみましょう。

OK, let’s recap the vocabulary we’ve learned.(はい、それではこれまで学んだ単語をおさらいしましょう)

6minute Englishでは、新しい単語の一覧だけではなく意味も追加されて解説されているので、この場合は"recap"が正しいです。

【違い②:要約する対象】『文章』のまとめは"summary" 『口頭で伝えられていること』のまとめは"recap"

続いての違いは「要約する対象」です。

違い②要約する対象

  • recap:テレビ番組、スポーツイベント、ミーティングなど
  • summary学術論文、ニュース記事、ビジネス報告書、本など 

「文章」を要約するときは"summary"が使われることが多いです。

逆に、テレビ番組やスポーツイベントなど、「口頭で伝えられていること」には"recap"が使われています。

ビジネスミーティングの最後に、決定事項やアクション事項を「おさらい」したいときには"recap"が使うと良いでしょう。

会議で"recap"が使えると、一目置かれそうだね!

ぺとり

"recap"を使った例文

【動詞】(これまでの話の要点を)まとめる、要約する

Let me just recap here in case we're losing track.(ここで一旦おさらいしましょう)

Cambridge Dictionary

【名詞】おさらい、要約

Here's a recap of the week's most hotly debated news items.(今週最も話題になったニュースの要約はこちらです。)

Cambridge Dictionary

まとめ

ビジネスでも頻出の"recap"の意味と"summary"との違いを解説しました。

"recap"と"summary"の違いは「情報の深さ」「要約する対象」です。

要約する対象が何なのか、要約には追加情報が含まれているのか、この2つの基準から単語を使い分けるようにしましょう。

-一言フレーズ