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体型批判はタブー!body shamingの意味を解説

なやむ君

body shamingってよく耳にするようになったけど、どんな意味なのか教えて!

そんな疑問にお答えします。

結論から言うと、body shaming(以下、ボディ・シェイミング)とは『他人の外見に対する否定的な発言』のことです。

体のサイズや身長、毛髪、顔立ち、傷など、身体的なことに焦点を当てて批判したり、嘲笑したりする行為すべてがこのボディ・シェイミングにあたります。

  • 最近痩せた?
  • 背が低いね
  • 顔小さいね

こんな言葉がボディ・シェイミングです。

日本のテレビ番組や日常会話ではよく耳にする言葉ですが、こうした言葉は相手の自尊心を傷つけ、自己肯定感を下げることに繋がりかねません。

過度なダイエットや整形などに走る人が出てくることを懸念して、欧米ではボディ・シェイミングに反対する声が年々強まっています。

欧米ではありのままの自分を受け入れようっていう考え方が浸透しているよ!

ぺとり

この単語が広く使われるようになった背景も理解しながら、ボディ・シェイミングの意味や使い方を学んでいきましょう!

本記事から分かること

  • ボディ・シェイミングの定義
  • ボディ・シェイミングの具体例
  • ボディ・シェイミングを使った英文

ボディ・シェイミングとは?

定義

まず初めに、ボディ・シェイミングの定義を解説します。

ボディ・シェイミングとは、"body (身体)"と”shame(羞恥心、恥ずかしさ)"を組み合わせた言葉で、他人の体型や見た目(肌の色、髪の毛など)に対して批判したり否定的な意見を言うことを指します。

英英辞典ではこのように定義されています。

criticism of someone based on the shape, size, or appearance of their body.

(体の形、大きさ、外見に基づいて人を批判すること)

Cambridge Dictionary

意図的であるかに関わらず、相手の自己肯定感を下げるネガティブな発言は「ボディ・シェイミング」と捉えられることがあります。

社会問題にも発展

実は、このボディ・シェイミングという言葉は比較的新しくできたものです。

なやむ君

最近日本でも見た目をイジることがタブー視されるようになってきているけど、海外でも同じ?

欧米を中心に見た目に関する否定的な発言がタブー視されるようになってきたのは、つい最近のこと。

他人の何気ない発言をきっかけにうつ病や整形依存を発症し苦しむ人が増えてきたことで、『ボディ・シェイミングはやめよう』というような動きが広がっています。

さらに、海外の著名人もボディ・シェイミングについて問題提起しています。

最近では、アリアナ・グランデさんがデビュー当時から受けてきた身体に対する批判的な発言について語るインタビューが話題になっているね。

ぺとり

影響力のある人が声をあげたことでメディアがボディ・シェイミングを大きく取り上げるようになり、ついに社会問題にまで発展しました。

定義が理解できたところで、どのようなことがボディ・シェイミングにあたるのか、みてみましょう。

具体例

ボディ・シェイミングにあたる発言とは?

ボディ・シェイミングが問題になっていると分かったところで、その具体例を紹介します。

例えば、

・「顔小さいね!」
・「前より太った?ダイエットしよう!」
・「痩せてるからもっと食べた方がいいよ!」

と相手に言ってしまったこと、ありませんか?

こういう言葉って、日本ではよく耳にしますよね。

深い意味はなく、むしろ褒め言葉として言っていたとしていても、受け手側が不快だと感じるような言葉は「ボディ・シェイミング」にあたります。

悪気がないからこそ、言った本人に「ボディ・シェイミング」の意識が芽生えにくいんですよね。そこが厄介なところです。

同じ発言でも日本と海外だと捉えられ方が違うことにも注意しよう!

ぺとり

例えば、「顔が小さいね」と言われたら、多くの日本人の女性はそれを褒め言葉として受け止めますよね。

でも、海外ではネガティブに受け止められることがあるんです。

顔が小さい=頭(脳みそ)が小さい。つまり、頭が悪いってこと!?と捉えられてしまうこともあるんだって!

日本ではOKでも海外ではNGの発言があるので注意が必要です。特に海外では身体に対するコメントは極力控えましょう。

Netflixにも出てくるボディ・シェイミング

Netflixシリーズ "Super Model Me: Revolution(スーパーモデル・ミー:レボリューション)"でもボディ・シェイミングが取り上げられています。

Super Model Me: Revolutionってどんな番組?

シンガポールを舞台に12人の新人モデルがメジャーデビューの座をかけてさまざまな課題をクリアしていくリアリティ番組。

エピソード3の中では、マレーシア出身のモデルが他の出演者から受けた体型に対する心無い発言について話しているシーンがあります。

なやむ君

I had my first catwalk, and then I got home, and... the girls were body-shaming me.
(初めてモデルウォークをした後、家に帰ったら女の子たちが私の体型批判をしていました)

高さ3mのステージでウォーキングを披露する課題のあと、他のモデルから体型批判を受けたと告白しているんですよね。

具体的にどんな言葉を言われたのかは分かりませんが、体型について批判的な発言があったと想像できます。

番組の中ではボディ・シェイミングをしていたモデルを諭すシーンがあったよ!

ぺとり

他人の体型や見た目に言及して否定的な発言をしてはいけないと、視聴者にも理解してもらえるいい機会になっていますね。

対義語

ボディ・シェイミングに反対すえう言葉として登場したのがBody positivity(SNSでは#Bopo)/Body love/ Body diversityです。

文字通りの意味で、「ありのままの姿を受け入れて身体の多様性を認め合う」ということです。

太っていても痩せていても、背が高くても低くても、目が小さくても大きくても、美しい。

そんな風にありのままの姿を認め合える社会になるといいよね!

特定の概念に基づいて人の美しさを判断する考え方に歯止めをかけるため、ボディポジティブ運動がSNSを中心に広がっています。

ボディ・シェイミングを理解できたところで、英語表現を確認しましょう。

例文

Body shame(verb) :体型批判をする

・The star was body-shamed when she didn't lose weight immediately after having her baby.
(出産後すぐに減量しなかったことで、スターは体型批判を受けた

引用:Cambridge Dictionary

Bodyshaming(noun): 体型批判・ボディシェイミング

・The 20-year-old model spoke out against bullying and body shaming.
(20歳のモデルがいじめや体型批判に対して声を上げた)

引用:Oxford Learner's Dictionaries

ちなみに、下記がボディ・シェイミングの派生語です。覚えておきましょう。

まとめ:ボディ・シェイミングを知ることから始めよう

ここまでボディ・シェイミングの定義や具体例を解説しました。

身近でよく聞くような発言がボディ・シェイミングにあたると理解いただけたと思います。

悪気はなくて褒めてるつもりの発言でも相手が傷ついているかもしれない......と、頭の片隅に置いておくことが大事ですね。

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